ボランティア講演報告:「エシカルフォーラム2018」登壇
地方公務員で管理栄養士の鹿島です。昨年7月から主婦もしています!
公務員ですがボランティア活動として本業の他に、
1講義、講演(栄養士を目指す学生さん、保育園栄養士さん、主婦向け等)
2食と科学を絡めたワークショップ(食育×科学 れしぴ研究所 代表)
3その他、食育活動(えいようのわ。 代表)
などを展開しています。
本日は以前アメブロにまとめてきた『1』の活動報告を載せていきたいと思います。
2018年1月20日は、こちらで講演してきました
エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」の意味。
フェイスブックのイベントページで、95名もの方に興味を持っていただいたこのセッション
素敵なお2人の女性と、クロストークをさせていただきました。
私の中で「伝える」という行為は自分の意見を理解してもらえるようにする事ではなく、考えを出し合い、理解し合えるような場を創り出すことです。
しかし今回は「エシカル」というとても深いテーマだったため、話はどんどん盛り上がり1時間ではとても話しきれないと感じました。
また機会があれば、参加者も含めたこのメンバーで「エシカル」について語り合えたらと思っています。
さて、ここからは私が日頃から感じていて、講演を終えた際に強く感じたことをつらつらと。
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あるものを「正しい」と決めたい。言いたい。
あるものを「間違っている」と決めたい。言いたい。
もしくは、言ってほしい。
できれば、専門家に言ってほしい。
だって自分はその考えを信じているから。
その方がシンプルだから。
でも私は言えない。正しさは人によって変わる。
条件によって、価値観によって、正しさは変わる。
学べば学ぶほど、決めつけるのが難しくなる。
でもただ一つ、私が願うことは
「自分の価値観から生じた消費行動が、食環境をつくっているということを意識してもらうこと。」
きっと多くの人にとって必要な事は、決まった価値観ではなく、「考えるための情報」そして、「自分のしている行動によって実際に生じている影響」だけで、それからの正しさは個人個人が決めていくものなのだろう。そうあるべきなのだろう。
だからこそ、話すことが、考えることが、おもしろい。
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リスクコミュニケーションの話などになると、いつもここに行きつくのですが
「これが正しい」
と言うのってとても難しいんですよね
(その言葉を求めている人がいっぱいいること、その言葉を欲しがっている人をだましている食品企業がいることは知っているのですが・・・)
正しさは人によって変わるし、条件や見方によって良いと考えられる行動も異なる。
ただ一つ、大切なのは
現状をきちんと知った上で、“自分が何を大切にしていきたいか”を考える事
だと思います。
自分で考え、行動する事がこれからはより、大切になっていくのかなと思います。