【食と農林漁業 大学生アワード2019】

食と農林漁業 大学生アワード2019、今年は審査員として参加しました。

 

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出場団体として2年プレゼンをし、その後ファイナリストのメンターとして4年間プレゼンのサポートをさせていただく中で、アワードに関わる様々な人達の思いを近くで感じてきたからこそ、今年審査員として声をかけていただき、本当に嬉しかったです。

 


審査員をさせていただくことで、思い入れのある「食と農林漁業 大学生アワード」をより深く理解する事ができると思いました。

そのために家族や仲間にもたくさんフォローしてもらいました。本当にありがとう。

 


でも審査は、本当に難しかったです。

審査基準にそって採点される事は出場団体も知っているし、私ももちろん知っていて、審査基準は何度も頭に入れていました。しかし実際に審査基準にあわせて採点すると、色々な感動がこんなにも単純な数字になってしまうのかとびっくりしました。

自分も含め、忙しい審査員のみなさんが各団体の情報をどのくらい頭に入れられているかも分からない中での、時間の限られた審査。

やっぱり大変だと思いました。

 


だからこそ私は質問したかった。質問して私も周りの方々にも、発表団体の事をより深く知ってほしい。

その想いから空気を読まずに割り込んで質問していきました(笑)

 


でも空気なんて読まなくてよかった。自分は質問をどんどんすることで、後悔することなく審査員の仕事を全うする事ができたと思います。

 

 

 

順位をつけるためには、やはり審査基準にそって採点するしかない。こうするのがベストだと私も思いながら、限られた採点項目ではやはり評価しきれないなと思いました。

しかしだからといって評価してもらうために団体の活動を変える事はできないし、やるべきではない。

 


みんなそれぞれの魅力が溢れているのです。だからこそ、魅力的で素晴らしい。

 

 

 

もちろん優勝した団体は、プレゼンも活動内容も素晴らしかったです。

優勝は納得でした。

それに、優勝が決まった時の代表の涙は、沢山の想いがあるからこその美しい涙でした。

 

 

 

「大好きな団体だからこそ、評価してもらえて嬉しい。」

 


その気持ち、本当によく分かります。

でも審査員になって初めて、

 


『賞をもらえなかった団体のことも皆、びっくりするぐらい評価している』

 


事に気づきました。

 

 

 

 


審査員同士の話の中では、

「どの団体も素晴らしいが、活動の持続性等を考えると、もっとビジネス寄りにすると良いのではないか。」

という意見もやはり出ましたが、

「でもそうすると心がね。」

という意見も出ました。

 

 

 

ようするに、何でもOKなんです。

ビジネスよりでも、プロジェクトが多くても、そのままで良いんです。

 


団体のみんなが生き生きとしていれば、それが正解。

 

 

 

だからこそ周りの目や評価に縛られず、自分はこれが好きなんだ!仲間が大切なんだ!農家さんが好きなんだ!という心の中のポジティブな気持ちをこれからも大切にしてほしいし、自分も大切にしていきたい。

審査員をして、改めてそう強く思いました。

 

 

 

 


忙しい中、素晴らしい日にするために全力を尽くされたいろりさん、NOPPOさんをはじめとした皆様、本当にありがとうございました!!!

(写真はいろりさんTwitterからいただきました。)

 


サプライズに協力してくれた米農家のひろきくんもありがとう!

 

 

 

忘れられない1日となりました。

本当にありがとうございました。