怒りのパワー
常に心穏やかでいられる事はもちろん幸せな事だと思うけれど、怒りとか悲しみのパワーも悪いものじゃないと思います。
例えば私はなぜか小さい頃から、
「女のくせに」
「子どものくせに」
「学生のくせに」
という言葉をかけられる事があり、その度に引っかかってきました。
今の私は、女である事も子どもである事も学生である事も、肩身が狭いと感じることはないし、弱い立場であるとは思いません。
でも当時は私自身が、自分を弱い立場だと思っていて、
「◯◯のくせに」
という言葉に傷ついてきました。
だからこそ吠え、噛み付いていました。
「自分は女である前に、子どもである前に、学生である前に1人の人間なんだ!」
そんな強い怒りの気持ちを持ち続け、爆発させていた時期もありました。
…でもそんな感情を持った事がある私だからこそ、立場で人を判断をしないようになったと思います。
まず、子どもだから自分より劣ってるなんて思いません。
色んな面で、自分より優れた子どもはたくさんいると思ってます(笑)
年下でも尊敬する人はたくさんいます。
次に、学生だから楽してるなんて思いません。
学生だからこその苦しみ、悩みがあって、そこと向き合っている事実は大なり小なりあると思います。学生という立場が楽だとは思いません。
ちなみに私は、社会に出た後より修士課程にいた頃の方が辛かったです(笑)
自分の負と思えるどんな感情も、自分の良いところにつながっている。これからにつながっていく。
改めて自分をネガティブに評価する必要なんてないんだなぁと思います。
いや、ネガティブに評価しない、のではなく、ネガティブを「悪い」と思う必要がないのかな。
事実は一つ。でも解釈は人の数だけ。
自分のどんな気持ちも責めないで、受け止めて、肯定しよう。
「時には人をお尻で刺しちゃっても良いじゃないか!人間だもの!(蜂息子)」