泣き虫
昨日は乳児健診へ行ってきました。
片道約2時間かけて出産した病院へ。息子もなんとかチャイルドシートで頑張りました…!
初めての小児科で、まずは身長と体重を測定。
…うん。しっかり成長していました。
重いのは気のせいではない(笑)
授乳間隔があくことがあったので、体重については気にしていましたが一安心。
その後、小児科の先生による内診がありました。
とても丁寧な男性の先生で、聞き取りも丁寧にしてくださいました。
触診をした後、心音も確認してくれる先生。
…と次の瞬間、
「少しだけ心雑音が聞こえるので、念のため超音波で確認してみますね。健康な場合も聞こえることがありますので。k2シロップ(頭蓋内出血予防のためのシロップ)を飲ませながら、待合室で少し待っていてください。」
…まさかの事態に脳内パニックを起こす私。
入院時に新生児黄疸について話をされた時と同じく、思わず涙がどんどん溢れました。
出産の時さえ泣かなかったのに、息子の話になると途端に泣き虫。
夫は背中をさすり、息子は私をキョトンと見つめていました。それがさらに泣けた…。
結果的には、全く異常はなし。「機能性心雑音」という問題がない雑音でした。これも小児期にはよくみられるものらしいです。
先生は超音波検査の途中でも私達の方を見て、
「今のところ異常は見られません。ですが、見落としがあったらいけないのでしっかりチェックしているだけですよ。」
と説明しながら、じっくりと念入りに息子の心臓を診てくれました。
泣いている私に気づくと、
「びっくりさせちゃってごめんなさい。でももし心臓に穴が空いていたらこんなに体重はしっかり増えないですし、小さい穴だったら普通に治ることもあるので大丈夫ですよ。」
と優しく声をかけてくれました。
妊娠初期の頃、エコーで胎盤の位置を確認してくれた女性の先生は、
「胎盤が少し下の方にあります。もし、子宮が大きくなってもこのままだったら、大量出血のリスクがあるため帝王切開になります。」
と言ってきました。
また中期の終わり頃、逆子の状態を診た女性の先生は
「このまま逆子が続くようだったら帝王切開になるので、早めに里帰りしてもらいます。」
と言ってきました。
妊娠中の言葉についてはどちらも神奈川の方の病院で診てくれた先生に言われたのですが、なんのフォローもなくズバッと怖い事を言われたため、その後しばらくはずっと前置胎盤や低置胎盤、逆子について検索しまくっていました。
そして状態を良くするためにできる事を、とにかく必死に探しました。
しかし最終的には、胎盤の位置も子宮が大きくなるごとに良い位置になって全く問題がなくなり、逆子も治りました。
今まで大きな病気をしたことがなかった私。妊娠をきっかけに病院に通うようになり、医者の言葉の重みを感じるようになりました。
医者の言葉ひとつで、こんなにも心を揺さぶられる。良い意味でも、悪い意味でも。
だからこそ誤診は絶対にあってはいけないし、今回のように忙しい中でも丁寧に息子を診てくれた小児科の先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
1時間にも満たない乳児健診だけで疲れ果てた私と夫でしたが、息子の健康がしっかりと確認でき、安心しました。
息子には、すごい人になってほしいとか、自分ができなかった事を成し遂げてほしいとか、そういう気持ちはあまりありません。
自分らしく生きてほしい。
でも、ただ「健康」でいてほしい。
これは私の強い願いだと、改めて感じました。
かけがえのない「心や身体の健康」を、影で支えていける、そんな親になりたいなと思います。